スローで生きるのも逆に疲れる

今、10年以上ぶりにカブに乗ろうと思い色々準備しているけど、日常的にはスポーツバイクにずっと乗っている。
ここ10年は、カブに興味がなくなった代わりに、スポーツバイクを組んで遊んできた。
カーボンのロードバイクとか、アルミのMTBとか、スチールのツーリング用バイクとか、何台も所持して乗り継いできたけど、今は1台を除いて全て離れた場所の倉庫に保管してある。
今乗っているのは、上の写真の1台のみ。

MARINのNICASIO。自宅から駅までの移動、買い物、サイクリング、全てをこなす万能バイク。結局この1台に収束した。クラシックなスチールパイプを使ったフレームながら、ジオメトリはスローピングとドロップシートステーで現代的、ディスクブレーキでありながらクロスバイク的なQR規格と、人によっては中途半端な仕様に見えるかもしれないけど、自分にとっては非常にしっくりくるナイスなバイクなのだ。

今回、そんなNICASIOのホイールとタイヤを換えた。650Bとか700Cとか、自転車特有の規格の名称がややこしいので、mmという単位と分かりやすい言葉で説明する。
650mmのホイールに横幅47mmの砂利道を走る用のタイヤを装着していたけれど、700mmのホイールに横幅30mmのオンロードも走りやすいタイヤに換えた。

数字だけじゃ分かりづらいかもしれないけど、写真で見てもらうと分かるとおり見た目の雰囲気が全く変わる。

これは交換前。

こちらが交換後。

交換前のタイヤとホイールは、はっきり言ってスピードは出ない。
でもタイヤは太くてエアボリュームがあるから走行感は心地よい、多少の荒れた道でも楽に走ることができる。
つまり、「速くはないけど、のんびり気持ちよく走れるよ。気が向いたら河原や林の脇道に入って、探検もできるよ」みたいな、スポーツバイクのスローライフ的な足回りだったのだ。
でもこの現代日本の生活において、スローでいるって、逆に大変じゃない?

朝、自宅から駅まで急いで行く。
昼、仕事の合間に軽く10kmくらいサイクリングする。
夕方、スーパーまで買い物に行く。
夜、急に飲みたくなったコーラを買いにコンビニへ行く。

自分の生活において、自転車は速くて機敏である方が便利なんじゃないか?
そんな風に感じて、今回タイヤ系を大きく、幅を細く、パターンをオンロードに適したものに変更してみた。

走ってみると、軽くて速い。そして多少硬い。アスファルトの上しか走りたくないバイクになってしまったけど、自分の生活ではこちらの方がよいかな。

スローでいることも、逆に疲れるよね…。

果たしてオレが作ろうとしているカブの方は、スローライフ用なのかファストライフ用なのか。
組みたい形は決まっているけど、生活の中での使いみちはまだ見えていない。

ひらやま

小さなデザイン会社を経営しています。仕事と子育てに追われながら、スーパーカブをいじろうとしています。

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